淡路島はやっぱりスピリチュアル?
のびのび日和ができる前。
現地を訪れる度に不思議に感じていたのが『緑の丘みたいなもの』がたくさんあることでした。
車で走っていると写真のような感じのものがいくつも見られます。
後で調べてみたら、やはり古墳のようでした。
天皇家に関係するものもあるようです。
淡路島といえばパワースポットと連想する方もいらっしゃいます。
このあたりもそんな力を感じさせる要因なのかもしれません。
やっぱり神聖な島なのですね。
そんな神聖さは観光的にはあまり活かされていないような気がするのが残念ですが・・・
現地の方にとっては、当たり前になってしまっているのでしょう。
「この島にいると何かに守られている気がする」と言っていた淡路島に移住した女性がいました。
きっとスピリチュアルな何かがあるはずです。
私は、その手の感覚が極めて鈍感なのですけど・・・
台風一過、古民家ですから・・・
宿泊のお客様がいらっしゃるときに台風を迎えることになってしまいました。
心配していましたが、どうにか無事に済んだ様子です。
お客様からは無事を知らせるメッセージと共に、このようなコメントを頂きました。
「少し雨漏りした部分はありましたが、過ごすのに問題もなく、長く風雨に耐えて来た古民家はむしろ安心感がありました」
古民家の良いところ、悪いところ、両方が詰まったようなお言葉です。
のびのび日和のお客様は、不便な部分におおらかで、ものごとをポジティブに受け取っていただける方が多いです。
ありがたい。
そして、古民家の宿はホントに手がかかる子です。
大切に手を入れながら長く付き合っていきたいです。
クーラーはじめました・・・
まずは『旅ノート』に書かかれていたお客さんからのコメントを紹介させていただきます。
「時計なし、テレビなし、クーラーなし、なのが逆に快適。
本当に良い大人の夏休みを過ごせました!」
ありがたいコメントです。
私たちスタッフも「古民家&田舎の不便さが新鮮で面白いはず」と思って滞在スタイルを考えました。
こんな感想をいただけたら、泣いて喜びそうです。
ところが・・・
あれ!?
クーラー付いてるし!?(汗)
そうなんです。
付けちゃいました。
m(__)m
昨年の様子から「この建物はクーラーなしでもいける」と感じました。
窓を開けているといい風が通ります。
どんなに夏暑くても、家の中に入るとひんやりしていました。
しかし、いざ宿の運営をしているとだんだん弱気になりました。
「本当にクーラー無くても大丈夫なんですか?」
こんな問い合わせがお客さんからきます。
大丈夫だとは思うのですが、個人差もありますし・・・
何かあったらなぁ、とも。
そして、今年の夏の始まりはあまりに蒸し暑かった。
「やっぱりクーラー付けよう!」
ポリシーを曲げてしまたのは、こんないきさつです。
畳の間の一室だけですが、保険的な考えでクーラーを設置しました。
でも、です。
できるだけクーラーを使わないでいただきたいという想いは変わりません。
よっぽどでない限り、クーラーなしでも夜は眠れると思います。
クーラーをつけない方が身体は喜ぶはずです。
そっちのほうが田舎の古民家体験を楽しめると思います。
そして、こんな時代になると『クーラーなしで夏を過ごせる』って、すごい贅沢なことだと思うのです。
一棟貸しの宿だってお客様とコミュニケーション
のびのび日和は、古民家一棟貸しの宿です。
でも、そのスタイルをはじめから想定したわけではありません。
どちらかといえば仕方ない選択でもありました。
仲間のほとんどは神戸在住です。
だからマンパワーが足りなかったのです。
もし誰かがずっと滞在してお客さんのお世話ができる条件でしたら、宿の形態もかなり変わっていたかもしれません。
たとえば、個人の旅行者を想定したゲストハウスであったり・・・と。
「1日に1グループしか利用しない一棟貸しだったらどうにか運営できそうだ」ということで、今のスタイルにたどり着きました。
お客さまにも喜んでいただけているので、結果オーライと言えるでしょう。
そして、予想外のうれしいこともありました。
当初は「一棟貸しにしたら、お客さんとほとんどコミュニケーションを取ることがなくなる」と予想していました。
それは僕らが淡路島に出入りするようになった当初の動機からして、ちょっとさびしいことです。
でも仕方ない、と。
ところがはじめてみると、思ったよりお客さんとのやり取りがあるのです。
「宅配便が来たので、代わりに受け取っておきました!」と、連絡をいただいたことがありました。
スタッフの知人が、間違えて宿宛に荷物を発送してしまう出来事があり、それをお客さんに受けとらせてしまったのです。
お客さんには快く応じていただきましたが、申し訳ない気持ちになりました。
また、宿においてある旅ノートで、頻繁に「楽しかった」とか「どこそこに行きました」と感想や報告もいただいています。
古民家なので不具合も多いのですが、それもノートに書き残して教えてくださいます。
全部を直すことはなかなかできませんが、声をもとにできる限りの改善をしています。
この旅ノートですが、ずっと仲間の誰かが宿に置いておいたのだと思っていました。
ところが調べてみると、お客さんの手によるものだったことが判明。
釣り目的でのびのび日和に泊まったお客さんが、設置してくださったようです。
そのノートに別のお客さんが新たな書き込みをしてくださいます。
旅ノートまでお客さんが用意してくださるなんて・・・なんかすごいです。
そんなこんなで、直接お会いすることがなくても、お客様とのコミュニケーションを楽しませていただいています。
いつもありがとうございます!!
空き家に眠っていた洋服と日本ミツバチの草地家
「草地家」のお二人は、のびのび日和によく遊びに来てくれたり、お手伝いをしてくれる若いご夫婦。
ようこちゃんは島外からの移住で、ゆきお君はUターンです。
淡路島の生活を楽しんでいて、見ているとほほえましくなる二人です。
草地家では、日本ミツバチに関わる活動を展開されています。
探したり、育てたり、売ったり・・・
のびのび日和のマルシェイベントにも、出店してくれたことがあります。
口にすると、まず「ホー」とおどろき、それからさわやかな後味を感じさせるハチミツでした。
「二人の写真撮らせてね」と、撮影をお願いしたのですが・・・
タイミングが合わないところもご愛敬です(汗)
こんなお二人を紹介したかったのと共に、注目していただきたいのが、この日着ていたようこちゃんの服です。
実はこちら、のびのび日和に眠っていた服だったのです。
前の住人だったおばあさまが生前に着られていたものかもしれません。
「これ残置物の運び出しワークショップのときに見つけて、いただいた洋服ですよ」と、ようこちゃん。
まだ着られるということに驚きました。
そして、なんとも似合っていてかわいらしい!
こんな一コマも、リノベーションならではですね。
のびのび日和とともに、草地家のお二人もよろしく願いいたします!!
お客様からの感想のご紹介(7・20)
最近お泊りになられたお客様からレビューを頂きました。
ご宿泊ありがとうございました!!
(レビュー)
「のどかな景色と古民家の趣きが楽しめる一方で、お風呂やトイレ、キッチンなどの設備はモダンで便利。
寝具も清潔で想像以上に素晴らしい環境です。20-50代の男女7人で利用させていただきましたが、土間も部屋の広さも十分です。
海水浴場まで歩いて5-6分の好立地ですし、敷地内ではBBQも可能。子供の好奇心をそそる要素もたくさんあり、ファミリーでも快適に過ごせると思います。
夏以外の季節にもまた是非利用したいです。
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ご宿泊検討中の方へのご参考になれば幸いです。
なお、8月中の週末はほぼ予約が埋まっています。
平日のご利用についてはまだ空白がありますので、よろしくお願いいたします。
宿の周辺と阿万海岸と生き物採取
淡路島のいなかをあそび尽くす宿『のびのび日和』です。
遊び尽くすと言っても・・・あまり準備万端で来られなくてもいいのかもしれません。
子供たちが宿に遊びに来ると、いつの間にか蟹や魚を採ってきたりします。
宿から海までは400mぐらいあります。
宿の周りは水田と畑です。
でも、蟹をけっこう見かけます。
海のほうまで行けば、さらに貝などもたくさん採れるときも。
グロテスクな見た目の亀の手は、とっても美味しいとのことです。
見た目とは違って・・・
チャレンジ精神あふれる方は、ぜひどうぞ。
何もないところから遊びを見つける力も、現代の私たちが無くしがちなものなのかもしれませんね。
案外と、退屈するという経験が大切だったりするのでしょう。