そろそろ建築家小畦雅史を語ってみる
淡路島プロジェクト、主犯の奥村です。
こんにちは。
「顧客に寄り添います」
こんなコピーをウリ文句にしている専門家はたくさんいます。
でもその多くは、
ただきれいな言葉を語っているだけのようにも感じたり。
今まで専門家を活用していくつもプロジェクトをやってきて、
自分自身も専門家の一人なので、
そのあたりの温度感はわかっているつもりです。
今回、建築家の小畦雅史さん(あぜさん)と
パブリックカフェ『のびのび日和』作りました。
その体験から、
「顧客に寄り添うってこういうことか」と
あらためて実感させてもらっています。
あぜさんとは、ひょうごエンジンを通じて
いろんな企画をやってきました。
盟友だと思ってます。
今回の淡路島のプロジェクトだけを考えても、
まだ何も見えてない2年前から一緒に現地に行って
農園のお手伝いなどをしてきました。
そして、古民家を購入してカフェを作ることになり、
よりガッツリとタッグを組むことになったのです。
今回の仕事は彼にとって相当きつかったと思います。
遠方の案件で、
予算もきつい、
家はボロボロで制約も多く、
そこにDIYを組み入れるから、
時間もパワーもとられる・・・
補助金や役所の許認可で
いろいろ根回しや気遣いも必要だったし。
「やっぱりこうしてみない?」と、
コロコロ変わる僕の考えを汲み取って
かたちにするのも大変だったはずです。
でもいつも横にいて、
耳を傾けけてくれていました。
そして、どうにかかたちになりました。
「顧客に寄り添う」
言うのは簡単。
しかし、本当にそれを貫ける人はどれほどいるでしょうか。
寄り添い続けるためには、スキルだけじゃなく、
胆力、粘り強さも必要です。
あぜさんはそれを持っているわけです。
母のような包容力もある(笑)
いい仕事をするために、
犠牲にしていたものもあるのでしょう。
家で「仕事ばっかりして」って、
愚痴を言われているかもしれません・・・
彼は「心からお客さんの喜ぶ顔が見たい」
と思っています。
仕事の原動力なんでしょう。
このあたり、ほんとにイイ奴でして。
おかげでいい場ができたと思っています。
でも、僕は建築のことはよくわかりません。
今回のリノベーションが上手くいったのか?
もしかしたら違う建築家と仕事をしたほうが
もっと良い結果になったのかも。
しかし、そんなのはどうでもいいぐらい、
小畦雅史という男と仕事ができたことがうれしいのです。