夏休みの自由研究。ウミホタル観察会をしました!【仕掛けづくり、採取観察編】
8月4日のウミホタル観察会の当日は絶好のウミホタル日和!
穏やかな小潮の日で風もありません。
昼間は混み合っていた海水浴客も、ほぼ撤収しつつある夕暮れの浜で
仕掛けを作り始めます。
まずは仕掛けを回収するためのロープを瓶の口周りに括り付けます。
参加の皆さんに仕掛け作成の説明をします。
背中が見えすぎです。
蓋に目打ち針で穴を開けます。
穴の大きさは各自、思い思いのサイズで。
危なく無いように、出っ張りを叩き潰してバリもとります。
準備できました!
小さい穴がたくさんがいいのか?
大きい穴を少しがいいのか?
素材は何が好まれるのか?
いざ実験です。
容器に海水を入れます。
そこに餌のちくわを入れますよ。
美味しいちくわなので、つまみ食いもしちゃうよね。
いざ、蓋をして、どうなるかなぁ
さあ、思いっきり投げ入れましょう!
ここでわかったこと。
総プラスチック容器は、海に沈まないのね!!
(当たり前やん!というツッコミが合唱で聞こえる〜!)
ということで一旦回収。
錘代わりに小石を入れて、再度投入しました。
素材の浮力とか、何も考えてなかった。。
ここから、空が真っ暗になるまで小一時間待ちます。
素晴らしい夕日を見ながらみんなまったり過ごします。
辺りが暗くなって、そろそろかなーと海面を照らすと、
イカの赤ちゃんがプカプカと泳いでました。
では、引き上げてみましょうか、、、。
おお!!入ってる!!!
光で照らすと瓶の中で小さい虫が無数に動き回ってます!
注:このタイミングで引き上げた瓶にはこんなには入っていませんでした。わかりやすいようにもっと時間が経ってから引き上げた瓶の写真を採用しています。ちょっとしたやらせを謝罪します。)
中身をケースに空けて観察します。
写真ではわからないけど、小さな小さな虫がケースの中を泳いでいます。
光を消すと・・・
光ってますよ〜!!
真っ暗な状態で、空気に触れて刺激を与えると光ります。
でもなかなか写真に写すのは大変です。
やっぱり実際に見て、そのシチュエーションに触れることが感動の源ですね。
参加者みんな、大興奮でした。
ひとしきり観察した後は、ケースの中の海ほたるを全て波打ち際に放流して終了です。
海ほたるの資源を保つためにも、ちゃんと海に返してあげましょう。
海岸線がキラキラ光って綺麗です。
元気に海に帰ってね〜、ありがとう!とウミホタルにお礼を言って帰途につきました。
自由研究の結果と感想は、
・本体は瓶の方が沈みやすいし観察しやすい。
・容器の口の広さは捕獲結果にあまり関係ないかも。
・プラ素材の蓋には、なぜか貝のような軟体の虫が沢山ついて、穴を塞いでました。素材に寄ってくるのかな?
・大きい穴と小さい穴で、ウミホタルの捕獲率が変わるかどうかはよくわからないけど、大きい穴を沢山空けてた方が沢山採れていた気がする。
・完全に陽が沈んでからしばらく経ってからの方が、入りが良い。
・ちくわは手軽でいいですね。
・待ち時間を楽しめるものを持っていくとベター。横で釣りしててもいいかも。
・今度は海ほたるが発光しているところがもっと綺麗に見える写真を撮りたい。
ちなみに今回は小潮で水位が低かったので比較的安全でしたが、
大潮だったり海が荒れていると、
水がコンクリ面まで上がってきて非常に滑りやすくなります。
コンクリ面に藻のようなものが付着しているので、水濡れでツルツル滑ります。
乾いていても、走ると滑って転ぶ可能性もあるので気をつけて。
安全第一で楽しみましょう。
帰り際に空を見上げると、とても綺麗な星空が広がっていました。
本当に素敵な場所だなと思います。